別府観光といえば、地獄めぐりが定番中の定番で別府に来たら絶対に行かれますよね。
でも、せっかく別府観光に来たのだから、温泉も一杯入って名物も食べたくないですか?
もう何十回も地獄めぐりをした経験から言えば、海地獄と血の池地獄だけで十分だと思います。
なぜなら、他の5つの地獄は観ても観なくても良いからです。
その人の価値観にもよりますが、そんなに感動することもなくがっかりします。
7つの地獄をすべて回るとなると、お金も時間もかかります。
浮かせたお金と時間で、とり天やプリンを食べたり、温泉めぐりした方が充実した別府観光ができますよ。
地獄めぐりの一か所だけの料金はいくら?
そもそも地獄めぐりの観覧料は、一体いくら必要なのでしょうか?
地獄めぐり共通観覧券が、大人1人2,200円で割引券を使えば2,000円になります。
大人4人で計算すると、大人2,000円×4で8,000円になります。
地獄めぐりの一か所だけの料金は450円ですので、単独で海地獄と血の池地獄に行った場合には4人だと900円×4=3,600円になります。
割引券を使用した場合との差額は、8,000円-3,600円=4,400円にもなります。
差額が4,400円にもなるんだぁ!
この差額の4,400円を別なことに回した方が、絶対にお得だと思います。
そうは言っても、始めての地獄めぐりで全部回りたい方は、以下の記事を参考にされてくださいね。
地獄めぐりの所要時間は最低でも3時間
そもそも地獄めぐりにかかる時間は、いったいどのくらい必要なのでしょうか?
一般的には地獄めぐりの所要時間は、以下の時間が必要とされています。
すべての時間を合わせると190分で約3時間となり、移動時間も入れるともっとかかります。
これを海地獄と血の池地獄だけ回るなら、70分で約1時間もあればよいことになります。
この約2時間の差を利用して、温泉に入ったり、とり天などの名物を食べた方が充実しますよ。
地獄めぐりで時間がないなら海地獄と血の池地獄に行こう
地獄めぐりで時間がない!でも地獄めぐりもしてみたいのなら、海地獄と血の池地獄だけに行きましょう!
なぜなら、海地獄と血の池地獄にはそれなりの理由があるからです。
海地獄のきれいなコバルトブルーで感動
海地獄に近づくと・・・
「ゴー」という音と98℃から上がる湯気が迫力満点で味わえて神秘的なんです。
さらに、海地獄は地獄の中でも一番大きくて、とても綺麗なコバルトブルーをしています。
7つの地獄の中で、一番きれいで感動します。
また、全国に約400ある国指定名勝にも指定されています。
名勝とは
「文化財保護法」では,「庭園,橋梁(きょうりょう),峡谷,海浜,山岳その他名勝地で我が国にとって芸術上又は観賞上価値の高いもの」のうち,重要なものとされています。すぐれた国土美の有様を様々なかたちで表現する名勝は,風致景観の観賞を通じてその価値を発揮する記念物です。主として人間の作意と技術によって造られた人文的なものと,主として天然の営為や素材によって生じてきた自然的なものに大別されます。
著名な風致景観に名所を見いだし,また,名所のすぐれた風致景観に価値を見いだす名勝の特徴は,史跡と天然記念物とに重複して指定されることが多いことにもうかがうことができます。
日本に暮らす人々がそれぞれの土地に紡いできた思いを,名所や風景,庭園に継いでいくのが名勝です。
出典: 文化庁HPから
また、海地獄は四季を通じて色んな景色を楽しむことができます。
春は桜やつつじが綺麗で、夏は睡蓮や大鬼蓮(おおおにばす)が見ごろになります。
秋は紅葉まで楽しめ、冬は湯けむりがさらに大きくなり迫力が倍増します。
なので、いつ行っても飽きることがないですね。
さらに、源泉かけ流しの無料足湯だってあります。
売店も他の地獄よりは、広くて綺麗です。
また、カフェでは地獄蒸し焼きプリンを食べることができますよ。
ここのプリンは蒸してから焼いているので、岡本屋のプリンとは少し違いますので食べ比べしてみてくださいね。
海地獄にも血の池地獄がある?
海地獄にはコバルトブルーの青だけではなく、赤い色をした赤池地獄があることをご存知でしょうか?
血の池地獄ほど大きくはありませんが、青と赤の両方を観ることができて一石二鳥ですよ。
忘れないで見学してくださいね。
場所は、ショップREN(お土産屋さん)の手前の坂を上がった所にあります。
海地獄のアクセスと駐車場は?
海地獄のアクセスは以下になり、広い無料駐車もあります。
■福岡方面からのアクセス
九州自動車道 鳥栖JCTより大分自動車道へ ⇒別府IC出口 より右折し直進約5分
■北九州方面からのアクセス
東九州自動車道 日出JCTより大分自動車道へ ⇒別府IC 出口より右折し直進約5分
■宮崎方面からのアクセス
東九州自動車道 ⇒別府IC 出口より右折し直進約5分■別府駅より
海地獄HPより
亀の井バス2・5・9・24・41番鉄輪行きで約20分(海地獄 あるいは鉄輪下車)
タクシーで約15分
■亀川駅より
タクシーで約10分
看板からして怖そうな血の池地獄は最古の地獄
こちらの血の池地獄も国指定の名勝に指定されていて、地獄の中でも最古と言われています。
真っ赤とはいえない池からは、不気味な雰囲気が感じられます。
階段を登って行くと血の池地獄を見渡すことができ、ここからの眺めは一見の価値があります。
また、今の悩みから助けていただけるお薬師様がまつられていますので、必ずお参りをしてくださいね。
そして、ここでしか購入できない赤ワイン風味の「血の池プリン」1個350円を食べて、足湯に浸かれば極楽浄土できます。(笑)
また、最近では血の池地獄のお湯を体感できる手湯もオープンしました。
血の池地獄のお湯を、じかに触れることができるなんて最高ですよね。
大分県には、ここ以外にも手湯がたくさんありますよ。
血の池地獄のアクセスと駐車場は?
血の池地獄のアクセスは以下になり、こちらも無料駐車場があります。
・大分駅→別府駅→亀川駅 約17分(約470円)
・亀川駅→血の池地獄 徒歩で約25分・別府IC方面から別府IC出口の交差点を右折、JAのある交差点を左折後、道なりに
血の池地獄HPより
・速水・日出IC方面から國道十号線を大分方面へ、公設市場交差点を右折、亀川新川交差点を右折後、道なりに
白池地獄・竜巻地獄・鬼石坊主地獄・鬼山地獄・かまど地獄はつまらない?
私が、白池地獄、竜巻地獄、鬼石坊主地獄、鬼山地獄、かまど地獄を観光から外した理由は・・・
はっきり言って、がっかりしてつまらないからです。
しかし、これはあくまでも個人的な意見ですのでご了承ください。
白池地獄で熱帯魚を観るの?
白池地獄も国指定名勝に指定されていて、青白いした池と熱帯魚やピラルク(アマゾンの大きな魚)、庭園を観ることができます。
でも、残念ながらそれだけなんです。
売店や足湯などはありません。
地獄めぐりで、どうして熱帯魚を見る必要があるのか疑問でなりません。
まぁ!温泉熱を利用した熱帯魚は、ここだけかもしれませんが・・・。
鬼石坊主地獄と鬼石の湯
鬼石坊主地獄には、唯一の入れる温泉(鬼石の湯)があります。
入浴料金は620円ですが、別府駅観光案内所(ワンダーコンパスベップ)で割引券をもらえば、500円で入浴することができます。
詳しくは、こちらをご覧ください。
お風呂は、内風呂、展望風呂、露天風呂、家族風呂までありますので、お風呂だけならありだと思います。
ちなみに、明礬温泉に入った後にここの温泉に入ることをおすすめします。
明礬温泉で老廃物を落として、ここのメタケイ酸のお湯でお肌を整えてくださいね。
そして、肝心なお坊さんの頭の様なポコポコは、本坊主の方が好きなのであえて外しました。
本坊主とは、「天然・坊主地獄」のことです。
ポコポコって?何?
気になる方は、こちらの本坊主の記事をご覧ください。
また、ここの地獄蒸しプリンと温泉たまごは海地獄のお湯で蒸されたものですので、少しガッカリしました。
鬼山地獄のワニの餌付け
鬼山地獄は全国広しと言えども、地獄熱でワニを飼育しているのはここだけでしょうね。
毎週土・日曜日の10時からワニの餌付けがあり、それを目当てに行くならありですね。
それ以外に行っても、ただ動いていないワニを観るだけなんです。
まぁ!動物園よりはたくさんのワニを観れますが、それ以外には何もありません。
かまど地獄の1丁目から6丁目
かまど地獄は、地獄街を表現しています。
1丁目から6丁目まであり、それぞれ工夫を凝らしていて面白いといえば面白いかもしれません。
訪れた人により、感じ方が変わる地獄ですね。
また、のど湯や肌湯、飲める温泉があるので、それらを体験したい方にはお勧めな地獄ですね。
しかし、1つ1つの池が小さく、ゴチャゴチャしていて、感動も少なめになるので外しました。
30分おきに吹き上がる間欠泉の龍巻地獄
龍巻地獄は、30分おきに吹き上がる間欠泉になります。
しかし、5メートルほどの高さで岩を使ってせき止めているため、感動も最初だけになるため外しました。
間欠泉が吹き上がって数分もすれば飽きてしまいますので、半分の方がすぐに退場していきます。
せき止めなければ迫力満点なのですが、高温なお湯がかかってしまうので危険なのでしょうね。
まとめ
別府地獄めぐりは、全部回ればお金も時間もかかりますので、海地獄と血の池地獄だけで十分だと思います。
それ以外の地獄は、観てもがっかりするだけです。
浮いたお金で名物のとり天などを食べたり、浮いた時間で他の観光をされた方が有意義に過ごせると思います。
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