大分県別府市には、歴史と未来を感じさせる2つの魅力的なタワー、別府タワーと新グローバルタワーがあります。
それぞれが独自の個性を持ち、一長一短の魅力を秘めています。
この記事では、筆者の視点でこの新旧タワーの良いところと残念なところを掘り下げていきます。
別府タワー: 登録有形文化財に認定された伝統の象徴
別府タワーの歴史的背景と独自の魅力

別府タワーは、老朽化が進んでいるとはいえ、2007年に「登録有形文化財」として認定された貴重な建造物です。
そのリニューアルオープンについて、詳細は以下でご確認ください。
さらに、このタワーは内藤多仲先生が設計した日本国内3番目のタワーとして知られています。
1番目が名古屋テレビ塔、2番目が通天閣、3番目が別府タワー、4番目が札幌テレビ塔、5番目が東京タワー、6番目が博多ポートタワーの順番で設計をされました。
この歴史的背景は、タワーの存在を一層特別なものとしています。
高さ90メートルの展望台からの景色

別府タワーの展望台は高さ55メートルで、別府市街や別府湾を360度見渡せる絶景スポットです。
運が良ければ四国の佐田岬まで見えることもあり、訪れる価値があります。
窓の老朽化が景観を損なう可能性がある点は残念ですが、ノスタルジックな雰囲気が好きな方にはおすすめです。
別府タワーのアクセス・営業時間・料金は?
別府タワーへのアクセスは、別府駅から海岸方向へ徒歩で10分ぐらいで行けます。
営業時間は9時から22時まで、定休日は水曜日(祝日除く)と大晦日です。また、展望台料金は高校生以上300円、小中学生100円、小学生未満は無料となります。
別府タワーHPより
営業時間や入場料金は、リニューアルオープンに伴い改定されています。
グローバルタワー: 未来的デザインと夜景遺産認定の絶景
グローバルタワーの特徴と歴史
別府市で「ビーコンプラザのタワー」としても知られるグローバルタワーは、2009年に日本夜景遺産に認定された未来的なデザインの建築物です。
高さ125メートルのこのタワーは、地上100メートルの展望デッキからの雄大な景色が圧巻です。
展望デッキとアクセスの課題

高速エレベーターで、地上100メートルの展望デッキ(長方形のガラス張り)まで上がります。

展望デッキは屋根がないため、強風や雨天時には営業が中止になることがありますが、天気に恵まれれば素晴らしい眺望が広がります。
写真では分かりにくいのですが、屋根がなく雨や風が容赦なく入ってきます。
この日も天気が悪く、通路や階段が濡れていました。
個人的には、ここが残念なところだと思います。
せっかく来たのだから、お天気に左右されずにゆっくりと観覧したいですよね。
屋根がないのは条例に関係していた?
これは、地元の友人から聞いたことです。
別府市の条例で高い所に部屋を作ることができなかったので、苦肉の策で屋根を作らなかったそうです。
う~ん、ホントかなぁ?
もし、友人の言うことが本当なら、それはそれで面白いことだと思いますね(笑)。
展望デッキからの景色はやっぱり圧巻だった!

このタワーの良いところは、何といっても雄大な景色が観られるところにあります。
正面に別府市街、右には高崎山、左には別府タワーが望めます。
別府湾の向こうには、大分の新日鉄が観えますね。

また、市街地側から左を向けば明礬温泉(みょうばんおんせん)でしょうか?
湯けむりを観ることができます。
別府といえば、湯けむりですよね(笑)。
それに、日本夜景遺産に認定されているだけあって、夜景は絶対にお勧めできるスポットです。
とても綺麗で、一見の価値があります。
カップルで行けばもう最高ですね。
グローバルタワーのアクセス・営業時間・料金は?
グローバルタワーの営業時間、料金、アクセスは以下になります。
隣のビーコンプラザの地下駐車場を利用すれば、駐車料金が1時間無料になります。
9:00~21:00(通常営業時間:3月~11月)
ビーコンプラザHPより
9:00~19:00(冬季営業時間:12月~2月)
(*ただし、強風、強雨等の時は営業を休止)
大人(高校生以上) 300円 小人 200円
アクセスは、JR別府駅西口から徒歩で約20分(約2km)要します。
まとめ:どちらも訪れる価値のある別府のランドマーク
別府タワーのノスタルジックな魅力とグローバルタワーの未来的なデザインは、それぞれ異なる美しさを提供します。
昼夜の訪問で異なる景色を楽しめるため、ぜひ両方のタワーを訪れてみてください。
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