鉄輪温泉の名物「地獄めぐり」のエリアに新しくオープンした地獄温泉ミュージアム。 「地獄めぐりのついでに寄ってみようかな」と思う方も多いと思います。実際に私もその一人でした。
でも、個人的な感想を正直に言うと、入場料金が高い割に内容がいまいちで、時間とお金が無駄になった…と後悔しています。 温泉の仕組みに興味がある方には良いかもしれませんが、観光のついで感覚で行くと期待はずれかも。
それなら、併設の「FIFTY CAFE(フィフティカフェ)」で美味しいものを食べた方が断然おすすめ!と思いました。
地獄温泉ミュージアムってどんなところ?
この施設では、「雨水が地中でどうやって温泉になるのか」をプロジェクションマッピングや迷路などで体験しながら学べるようになっています。
館内は4つの展示エリアとカフェで構成されていました。
各エリアを見て感じたこと(体験レビュー)
1・プロジェクションマッピング
一番最初のエリアは、雨が地中にしみ込む様子を再現した映像空間。中央にプロジェクションマッピングが映し出され、それを囲むように座席が配置されています。
私が行った平日は空いていたので、いくつかの席に座って見比べてみましたが、やはり正面が一番見やすい! 映像の始まりはワクワク感がありましたね、ここまでは(笑)。
2・泉質をテーマにしたスタンプラリー



次は、地中の成分と雨水が融合して温泉になるまでを表現したエリア。
展示はカーテン迷路の中に点在していて、11種類のスタンプを押しながら進みます。
集めたスタンプの台紙を、最後に壁の機械にかざすと「あなたの泉質」が診断されるという仕掛け。
色の比率で泉質が決まるようですね。
ただ…学べる内容は基本的に自分で説明書きを読まないといけないため、小学生以下のお子さんにはちょっと難しいかも。
でも迷路そのものは、親子連れのお子さんたちがけっこう楽しんでいた印象でした。
私個人的には、迷路後に出てくる鏡張りの部屋が幻想的で綺麗だな〜と思いました。
3・鉄輪温泉の文化紹介(シアター)

次は鉄輪温泉の歴史や文化を紹介するシアター。
正面のスクリーンを眺めながら座って鑑賞しますが、正直ちょっと退屈…。
ただ、唯一面白かったのが座席の左右にあった銭湯の蛇口型オブジェ!
よく見ると、座席自体が「湯舟」を表していたんです。これにはちょっと感動しました(笑)。
上映が終わると、スクリーンが上がり、出口が現れる仕掛けです。
4・企画展示コーナー
最後のエリアは、時期ごとに内容が変わる展示スペース。
私が訪れたときには「地獄祭展」でした。
人形が祭り衣装を着て並べられていたんですが…うーん、感動も面白みもあまり感じられませんでした。
地獄温泉ミュージアムの入場料金と所要時間は?

地獄温泉ミュージアムの入場料金は高いといいましたが、一体いくらなのでしょうか?
また、所要時間はどれくらい必要なのでしょうか?
入場料金と所要時間は、以下になります。
- 一般入場料
- 高校生以上:1,500円
- 小中学生:1,000円
- 地獄めぐり共通券購入者
- 高校生以上:1,050円
- 小中学生:700円
- セット券(海地獄・鬼石坊主地獄・地獄温泉ミュージアムの3か所に入場できる)
- 高校生以上:1,900円
- 小中学生:1,120円
地獄めぐりとセットにするとお得になりますが、セットにしてもハッキリ言って高いと思います。
500円ぐらいが妥当な値段で、また行ってみようとは思いませんね。
それよりも、地獄めぐりの割引ならこちらの方がお得ですね。
- 所要時間:30分~1時間
所要時間は人により変わってきますが、ゆっくりと観て回っても1時間もあれば十分なところです。
併設の「FIFTY CAFE(フィフティカフェ)」の方が断然おすすめ!
ミュージアムにはカフェが併設されていて、ここが本当に良かった!
おすすめは何といってもホットドッグとコーヒー。
素材のバランスが良くて美味しかったです(写真撮り忘れ…泣)。
ソフトクリームも人気らしくて、次はぜひ食べてみたいです。
アクセス・駐車場情報
地獄温泉ミュージアムのアクセスと駐車場は、以下になります。
地獄温泉ミュージアム自体の駐車場はありません。
- 鬼山地獄・かまど地獄・海地獄の駐車場を利用可能
一番近いのは、鬼山地獄の駐車場からです。
まとめ:正直レビュー
温泉の仕組みを学びたい方には向いている施設かもしれませんが、観光で行くには物足りない内容でした。
特に小学生以下のお子さんには難しい部分も多く、展示の工夫もあと一歩…という感じ。
入場料に見合っていない印象で、「また来よう」とは正直思えません。
ただし!併設のカフェは本当におすすめ。 温泉ミュージアムではなく、「カフェ目当て」で訪れてみるのもアリだと思います!
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