くにさき六郷温泉・夷谷温泉|別府から行ける山奥の澄んだ黄緑の秘湯

にぎやかな温泉街もいいけれど、今はただ、静かに体を整えたい。 そんな時、大分・国東半島の山奥にある「夷谷温泉」は、心に残る一湯になります。

私も腰の重だるさを抱えて訪れましたが、山道を抜けた先で出会った「澄んだ黄緑色」のお湯は、驚くほど体に優しく馴染みました。

派手さはありません。でも、ここには本物の静寂と癒やしがあります。 実際に足を運んで分かった、この秘湯の魅力をお伝えします。

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山道の先に、静けさが待っていた

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国東半島の地図

別府から夷谷温泉までは、車でおよそ1時間半。 途中までは快適な道のりですが、後半は山道に入り、道幅も狭くなります。 ナビを信じて進んでいるものの、「本当にこの道で合ってるのか…?」と不安になるような細道。 それでも、木々の間から見えてきた温泉施設の建物に、ほっと胸をなでおろしました。

この“たどり着いた感”こそ、秘湯の醍醐味かもしれません。

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源泉は少し黄透明なお湯でも黄緑色に見える理由と泉質・効能

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夷谷温泉

浴槽に注がれる源泉は、ほんのり黄色がかった透明なお湯。 それが浴槽にたまると、やわらかな黄緑色に見えます。

この色合いは、泉質に含まれるミネラル成分によるものです。

泉質|大分県では珍しい硫酸塩泉

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夷谷温泉の脱衣所

夷谷温泉の泉質は・・・

  • ナトリウム・カルシウム-硫酸塩泉
    • 主な成分:
      • 硫酸イオン837mg/kg
      • カルシウムイオン209mg/kg
      • ナトリウムイオン183mg/kg
      • 鉄イオン1mg/kg

スタッフの方によれば、昔はタオルがだんだん黄色く染まっていったそうです。
それだけ成分の影響がはっきりと現れる、特徴的なお湯だったことがうかがえます。この硫酸塩泉は、大分県では珍しい泉質になります。

効能

alt="内湯への入口"
内湯への入口

夷谷温泉の効能は以下になります。

  • 切り傷
  • やけど
  • 慢性皮膚病
  • 神経痛
  • 筋肉痛
  • 関節痛
  • 冷え性
  • 疲労回復
  • 痔疾

実際に入ってみると、湯ざわりはとてもやわらかく、体がじんわりと温まる感覚が心地よく感じられました。
お湯の温度も熱すぎず、長く浸かっていられました。
また、私の腰痛もやわらぎ、指の切り傷も回復傾向になりましたよ。

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サウナとジャグジーも完備

浴室内にはサウナとジャグジーも設置されており、地元の方々にも親しまれています。 サウナはコンパクトながらしっかりと熱が入り、ジャグジーはやさしい泡でリラックス。 静かな山奥で、ちょっと贅沢な時間を過ごせる設備が整っています。

ただ、サウナもジャグジーも人気があるのか?なかなか空かなかったのが残念なポイントでしたね。

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露天風呂の景色と気になる視線

露天風呂は、山あいの空気を感じながらゆったりと浸かれる開放的な造り。 ただ、気になったのは、露天風呂から直線距離にしておよそ50メートルほどの場所に、民家が2軒見えたことです。 実際に見られているかどうかは分かりませんが、ふとした瞬間に「こちらの様子が見えてしまうのでは…?」と少し気になりました。

目隠しの植栽や囲いはあるものの、人目が気になる方は、まずは内湯でじっくり温まり、露天風呂は外の空気を吸いに行く程度にするのがスマートかもしれません。

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湯上がり処でのんびり過ごす

入浴後は、施設内の休憩スペースでひと休み。 地元の方が新聞を読んでいたり、湯上がりにお茶を飲んでいたりと、観光地とは違う、日常の延長のような空気が流れています。 中には、湯治目的で通っている方の姿も見られ、この温泉が地域に根ざした存在であることを感じました。

ただひとつ残念だったのは、再入浴が400円の別料金になること。 一度出て、湯上がり処で休憩してからもう一度入りたいと思っても、再度の支払いが必要です。 せっかくのんびりできる施設なので、ここはぜひ無料にしてもらえるとうれしいな…と感じました。

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EV充電とWi-Fiも完備

alt=”夷谷温泉の山々”
夷谷温泉の山々

敷地内にはEV(電気自動車)用の充電スタンドが設置されており、電気自動車ユーザーも安心。 山奥の温泉地でこうした設備が整っているのは意外で、遠方から訪れる人にとっても心強いポイントです。実際に利用されている方は、温泉に入っている間に充電ができてよかったと言っていましたよ。

また、館内では「おんせんおおいたWi-Fi(無料)」が利用できます。 これは大分県が温泉地を中心に整備している公衆無線LANサービスで、スマートフォンやノートパソコンから簡単に接続可能。 メールアドレスやSNSアカウントでのログインが必要ですが、一度接続すれば一定時間は快適に利用できるため、 旅先での調べものや、撮った写真のアップロード、ちょっとした仕事にも便利です。
詳しくはこちら→「【おんせんおおいたWi-Fi】接続方法から使える場所まで完全解説

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アクセス・基本情報

  • 住所:大分県豊後高田市夷1851番地
  • アクセス:別府から車で約1時間30分(山道あり)
    「ナビが不安になっても大丈夫」 後半は道が細くなりますが、対向車に気をつけてゆっくり進めば大丈夫です。「この先に本当に温泉があるの?」というワクワク感も、秘湯ならではの楽しみですよ。「Googleマップはこちらから
  • 営業時間:10:00〜21:00(最終受付20:30)
  • 定休日:毎週火曜日(祝日の場合は翌日)
  • 入浴料:大人400円、小学生200円、幼児無料
  • 再入浴:同日内再入浴は400円(別料金)
  • 設備:内湯、露天風呂、サウナ、ジャグジー、休憩スペース、EV充電スタンド、無料Wi-Fi(おんせんおおいたWi-Fi)
  • 駐車場:あり(無料)

くにさき六郷温泉はそれぞれ個性が強いので、この夷谷温泉と海門温泉をはしごして、お湯の違いを楽しむのも大人の贅沢ですね。→【奇跡のにごり湯!大分県No.1の高濃度な塩分と鉄分を誇る「海門温泉」

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まとめ:静けさとやさしさに包まれる、山あいの癒やし湯

別府から少し足を伸ばした先にある夷谷温泉は、 にぎやかな観光地とはまったく違う、静けさとやさしさに満ちた温泉でした。

澄んだ黄緑色の湯は、見た目にも美しく、体にもしみわたるようなやわらかさ。 お湯の温度もちょうどよく、つい長く浸かっていたくなる心地よさがあります。

地元の方が集う休憩スペースには、ゆったりとした時間が流れ、 湯治目的で通う人の姿からも、この温泉が暮らしに根ざした場所であることが伝わってきました。

EV充電スタンドや無料Wi-Fiといった設備も整っていて、 山奥にありながらも、現代の旅人にとって安心できる環境が整っています。

派手さはないけれど、だからこそ心に残る。夷谷温泉は、静かに自分を整えたいときに訪れたい一湯です。