別府の中でも特に源泉が多く、名物の地獄蒸しが楽しめることで人気の鉄輪温泉(かんなわおんせん)。私も大好きなこのエリアで、今回は一風変わった格安素泊まり宿にチャレンジしてきました!
宿泊したのは「OYO旅館 湯けむりの宿 ほの香 別府鉄輪」。消費税込みでなんと3,300円という破格の値段に惹かれ、一体どんな宿なのか、期待と不安を胸に泊まってみたんです。
結論から言うと、この宿、一言で言って「実に惜しい!」でした。その詳細を、忖度なく正直にお伝えしていきますね!
OYO旅館 湯けむりの宿 ほの香 別府鉄輪はこんな宿!
普段は快適さを求めて「西鉄リゾートイン別府」に泊まることが多い私。(西鉄リゾートイン別府については、こちらの記事もどうぞ! https://gantyan.com/500-yen-breakfast/)
でも、たまには畳のお部屋でゴロゴロしたい!という気分になり、格安の「ほの香」でちょっとした冒険をしてみようと思ったわけです。
まず驚いたのは、無料駐車場が40台もあるのに、平日にもかかわらずほぼ満車状態だったこと!これには「もしかして、とんでもなく人気がある宿なのか!?」と、私の冒険心がますます煽られました。この冒険が吉と出るか凶と出るか、ドキドキです…!
湯けむりの宿 ほの香 へのアクセス(地図)と周辺施設
湯けむりの宿 ほの香へのアクセスは以下の地図をご覧ください。
鉄輪温泉の中心部からは少し離れていますが、近くにディスカウントスーパーがあるので、素泊まりでも飲み物やちょっとしたものを調達するのに便利でしたよ。
まさかの展開!別館は「トイレなし風呂なし」のお部屋だった…!
まず、私の泊ったお部屋は本館から徒歩で1分ぐらい離れた別館でした。
別館の入り口と衝撃のファーストインプレッション

別館といっても、ご覧の通り看板もない建物。まるで「昔の潰れた旅館をそのまま使ってます!」と言わんばかりの雰囲気で、正直ちょっと面食らいましたね。
別館のロビーと薄暗い廊下

靴を脱いで上がると、広い絨毯が敷かれたロビーと、昔ながらの受付が。

そして、夜だったこともあり、通路というか廊下は狭く薄暗い印象…。思わず「お化けでも出るのか!?」と心の中でツッコんでしまいました(笑)。
古い鍵とまさかの広さの和室

笑ってしまったのが、このお部屋のドアの鍵!昔の旅館って、こんな感じの鍵でしたっけ?なんだかこじ開けられそうな頼りなさで、ちょっと不安になりましたね。

期待せずにドアを開けると、目の前には四畳半の畳の部屋が!

そして奥には6畳ほどの部屋が続いています。
畳はリニューアルされたようで、新しい畳のいい匂いがしました。これは合格!
部屋の広さにしては小さめのテレビが置いてあり、ふと目についたのが石油ファンヒーター。
「ん?エアコンはないのか?」と思いきや、ちゃんとありました!ただ、スイッチを入れてもあまり効かない…! なるほど、そのための石油ファンヒーターかと素直に納得しました(笑)。
ふかふか布団で快眠!だけど…

お布団は、なんと羽毛布団!自分でシーツをひいて寝るセッティングでした。
以前、別府の北浜の旅館に泊まった時にはせんべい布団でカビ臭かった記憶があるので、その時の布団とは雲泥の差!ちなみにその旅館名は「ひみつのアッコちゃん」。北浜の格安旅館には注意してくださいね(笑)。この布団は、格安宿にしてはフカフカで合格点でした!
押し入れにまさかの「ガラクタの山」!?

しかし!四畳半の押し入れを開けてみると…なんじゃこりゃ!? ガラクタがこれでもかと押し込まれていました!これは正直、いかんですね(怒)。

隣の押し入れには予備の布団一式がしまい込んでいましたが、部屋全体の広さは全部で10畳ほど。私一人では広すぎて、何と5人用の部屋だったんです。しかも、トイレ・風呂なし。最初から分かっていて予約したのですが、一人だと広すぎて超~寂しかったです…。
共同の洗面所とトイレは清潔感に課題あり…?
さて、トイレ・風呂なしとなると気になるのが共同設備ですよね。
水垢が気になる洗面台

洗面所はどんな感じだろうと思い行ってみると、家庭用の洗面台が1つあるだけ。写真では分かりにくいのですが、水アカがあって、ここで歯を磨いたり顔を洗ったりはしたくないな…と思ってしまいました。蛇口自体も汚れていて、正直触りたくないレベルでしたね。
残念ながら清潔とは言えないトイレ

次に向かったトイレも、正直言って綺麗とは言えません。

後付けの洗浄便座と和式便器が並んでいて、少し臭いも気になり、ここでは用を足したくないなぁと思いましたね。こう見えても私は綺麗好きなんです!でも、生理現象には勝てないので使うしかないのが辛いところです…。
本館をチラ見!そして期待のお風呂へ
別館の残念ポイントが続いたので、気になって本館に行ってみました!
広くて綺麗な本館ロビー

こちらが本館のロビー。いやー、なかなか広くて豪華で綺麗じゃないですか! 本館のお部屋がどんな感じなのか気になるところですが、残念ながら中を見ることはできませんでした。
温泉はやっぱり別格!…と思いきや?
やっぱり何と言っても温泉! 温泉はどんな感じなんでしょうか?

のれんがかかっていて期待させてくれます。ワクワクしますね!

脱衣所は広くて綺麗で「Good!」と思ったんですが、洋服入れの扉が閉まらない!なんということでしょう…。なんとか閉まるところを探して一件落着しましたが、ちょっとヒヤッとしました。
さあ、生まれたままの姿になり、お待ちかねの温泉ですよ!セクシーショットを期待してます?残念ながらありませんよ(笑)。
快適な内湯、そして「惜しい!」露天風呂

おぉ~!内湯は綺麗で広いじゃないですか!それに、お湯が柔らかくてちょうどいい温度で快適でした。温泉は、こうじゃなくてはいけませんね。

露天風呂もなかなか趣があっていいじゃないですか!
いか~~~~~~ん!お湯がメチャクチャぬるい! これじゃ、ゆっくりと入れません!実に惜しくて悔しいです‼
私の思うところ、この露天風呂は源泉かけ流しじゃないとみました!源泉かけ流しなら、こんなに温度が下がるわけがありません。
ちなみに、朝は朝で露天風呂にはお湯がはっていませんでした。そう!空っぽなんです!(´;ω;`)ウゥゥ 別府でありながら、こういうのありなのでしょうか?これは、全面的に改善していただきたいですね(怒)。
素泊まりでも地獄蒸しが体験できるって!?

ここの「ほの香」は、なんと!地獄蒸しが有料(1時間200円)ですが体験できるんです!
こちらの地獄蒸しは、冷泉を蒸気化させたものなので、本来の地獄蒸しとは少し違うかもしれません。でも、素泊まりでも地獄蒸しができるなんて嬉しいですよね!
しかし、面倒くさがりの私はこの設備を使うことはありませんでした…。蓋は開けて回りましたが、他の宿泊者が入れた卵やとうもろこしが入っていましたよ。誰ですか?ネコババなんてしてませんからね。神に誓って(笑)。
まとめ:別府鉄輪の格安素泊まり宿「ほの香」は「値段相応の惜しい宿」!
「OYO旅館 湯けむりの宿 ほの香 別府鉄輪」の別館は、トイレ・風呂なしの格安旅館で、地獄蒸しの体験ができる値段相応の旅館だと思います。
新館にはトイレやお風呂がついているお部屋もあるとのことなので、もしかしたらそちらは印象が違うのかもしれません。
また、せっかく素晴らしい内湯と良い雰囲気の露天風呂があるのですから、露天風呂の温度管理をしっかりされたら、もっともっと良い旅館になると強く感じました。
次回の宿泊の時には、この露天風呂が改善されているのか、期待したいと思います!
今回の私の冒険、いかがでしたでしょうか?皆さんの別府鉄輪温泉での宿泊の参考になれば幸いです!
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