大分県の湯布院といえば、別府と並ぶ全国区の温泉観光地ですよね。 その湯布院の観光名所の一つ、金鱗湖(きんりんこ)のほとりに、「下ん湯(したんゆ)」という風情ある混浴の共同浴場があるのをご存じでしょうか?
この下ん湯は、観光客が多すぎて「覗くだけ」の人も多いかもしれませんが、実際に入浴した人だけが分かる「とろとろの湯」と「絶景」が楽しめる素晴らしい名湯なんです!
今回は、金鱗湖の絶景が楽しめる下ん湯の魅力と、特に女性が気になる「本当の入りやすさ」について、体験者の私が正直にレポートします。
湯布院「下ん湯」とは?金鱗湖畔に佇む茅葺き屋根の源泉かけ流し混浴
下ん湯の基本情報と魅力

下ん湯は、金鱗湖畔にある昔ながらの茅葺き屋根が目印の源泉かけ流し混浴温泉です。泉質は、肌に優しい単純温泉。
外観からすると、「あまり綺麗な温泉とは思えないかも…」と感じる方もいるかもしれませんが、ご安心ください!中は案外と綺麗に管理されていますよ。
入浴料は、200円〜300円程度を入口にある料金箱に入れて入ります。最新の料金や営業時間は変動している可能性があるため、訪問前にご確認ください。(※注:以前は200円でした。現在は300円の場合もあるようです)
木の引き戸を開けて入ると、左右に脱衣場があり、内湯が1つと露天風呂が1つあります。この立地と泉質でこの値段は、かなりお得な温泉だと思いますね。
ただし、観光客が入浴せずに写真だけ撮影する人が多いのか、注意書きがされていました。マナーを守って利用しましょう。
下ん湯は女性にとって入りづらい?混浴の脱衣所・セキュリティ問題
女性の入浴ハードルが高い「脱衣所の一体化」

「混浴」と聞くと女性は少し身構えるかもしれませんが、下ん湯は、ほとんど女性が入ってくることはありません!
なぜなら、この共同浴場は脱衣所と湯船が一体化しており、脱衣場に目隠しがありません。つまり、服を脱ぐときも、お湯に浸かっている人から丸見え状態になるからです。
また、靴は脱衣場の一番下に置くようになっており、鍵もありません。 この「脱衣のしづらさ」と「セキュリティの低さ」は、特に女性にとっては入浴の最大のハードルになるかもしれません。
それでも、「秘湯感」や「名湯」に惹かれて入浴したい!という方は、バスタオル巻きOKか事前確認をする、早朝や平日の閑散期を狙うなどの工夫が必要でしょう。
これぞ名湯!下ん湯の「とろとろ」内湯と「絶景」露天風呂の感動体験
湯ざわり最高の「とろとろ」内湯

それでは、いざ!生まれたままの姿になり、まず内湯に入ると…お湯が柔らかい! おぉ~!これは、まさしく「名湯」と呼ぶにふさわしい、素晴らしいお湯だぁ!と感動しました。
源泉の温度が高いので、加水してもOKと書かれていました。これは熱いお湯が苦手な方や観光客には優しい心遣いですね。源泉そのままでは熱すぎて入れないと思うので、自分の好みの温度に調整できるのは嬉しいポイントです。熱いお湯が苦手な方も安心して入れますよ。
開放感あふれる「金鱗湖ビュー」露天風呂

内湯も良かったのですが、露天風呂は垣根越しに金鱗湖が見えて超~気持ちいいですよ!開放感と金鱗湖の景色が合わさって、まさに至福の時間でした。
金鱗湖から見える?下ん湯の景色とプライバシーの真相
意外と保たれるプライバシー

「金鱗湖が見える」ということは、「金鱗湖を散策している観光客からもこちらが見える」ということですよね。
実際に金鱗湖から下ん湯を見ると、案外と距離があり、さらに垣根もあります。散策している観光客からは「誰かが入っているな」と分かる程度で、目が合うことはありませんでした。
なので、入浴中は思ったよりも安心して温泉に浸かることができます。意外とプライバシーは保たれているんです。
ちなみにこの日は平日ということもあり、貸し切り状態で下ん湯をひとりじめさせていただきました!狙い目は平日ですね。
やっぱり丸見えは無理!という方は、こちらの水着着用の混浴はいかがですか?
まとめ:湯布院「下ん湯」は女性には難易度高めでも入る価値ありの絶景混浴温泉!
湯布院の下ん湯は、とてもお湯が柔らかく、金鱗湖を眺めながら入浴できるという最高のロケーションが魅力です。
金鱗湖の散策路からは距離があり垣根もあるため、入浴中は丸見え状態ではないので安心して入浴できます。
しかし、湯船と脱衣所が一体化しているので、女性はやはり「難易度が高い」「入りづらい」と感じるかもしれません。
それでも、湯布院に来たら、散策するだけではなく下ん湯に入浴してこそ、湯布院の本当の良さがわかると私は思います。
あなたも、湯布院の旅の思い出に「下ん湯」で特別な温泉体験をしてみませんか?
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