車を運転しない方や、「観光バスより安く・気軽に自分のペースで別府の地獄めぐりを楽しみたい」という方に、路線バスでの移動はまさに完璧な選択肢です。
こんにちは、大分県在住の「がんちゃん」です!
私自身、何度も地獄めぐりを体験している地元民の視点から、効率的なルート、驚くほどお得な乗車券、そしてバス旅が不安な方でも迷わないための裏ワザをわかりやすくまとめました。
特に「路線バスは難しそう…」と感じている方にとって役立つ情報満載ですので、ぜひこのガイドを旅の相棒にしてくださいね!
そもそも「地獄めぐり」ってどんなところ?観光の基本をチェック!
地獄めぐりスタンプラリー:7つの地獄を制覇せよ!

「地獄めぐり」は、別府に点在する個性豊かな7つの源泉(地獄)を巡る観光です。「温泉に入るの?」と勘違いされがちですが、地獄と呼ばれる池や噴気、泥を眺めて楽しむのがメインになります。
この7つの地獄は、大きく分けて2つのエリアに分かれており、それぞれのエリア内は徒歩でサクサク巡ることができます。
- 海地獄エリア (5つの地獄):海地獄、鬼石坊主地獄、かまど地獄、鬼山地獄、白池地獄
- 血の池地獄エリア (2つの地獄):血の池地獄、龍巻地獄
旅の記念に!:すべての地獄でスタンプを集める「地獄めぐりスタンプラリー」にぜひチャレンジしてみてください!
【地元民おすすめ】路線バスで巡る!最強の攻略ルート
別府駅から出発する場合、効率を考えるとルートは大きく2つあります。どちらのルートも、別府駅を出発して戻ってくるまでにバスに3回乗ることになります。最初にどちらのエリアに行くかで、バスの乗り場が変わるので要注意です。
1. 海地獄エリアからスタートするルート(5つの地獄を先に巡る!)

まずは、7つある地獄のうち5つが集まる海地獄エリアから巡る方法です。
- 別府駅西口(3番乗り場)から亀の井バス1番・2番・5番・7番・41番に乗車。
- 約20分で「海地獄前」バス停に到着。(※「鉄輪(かんなわ)」で降りると坂道を登るので、迷わず「海地獄前」で降りましょう!)
- 海地獄エリアの5つの地獄を徒歩で一気に制覇します。
- 【がんちゃん流ワンポイント!】鬼山地獄のワニの餌付けショーは、週末は午前10時までに到着するのがおすすめです!
- 5つの地獄を巡ったら、鉄輪(かんなわ)バス停へ移動。(白池地獄から約180m、徒歩2分ほどです。)
- 鉄輪バス停(鉄輪観光案内所前)から亀の井バス16番・29番に乗車。
- 約6分で「血の池地獄前」バス停に到着。
2. 血の池地獄エリアからスタートするルート(混雑回避&帰りが楽!)

次に、別府駅から血の池地獄エリアへ向かう方法です。比較的混雑が避けやすく、帰りのバスがわかりやすいのがメリットです。
海地獄エリアの5つの地獄を巡り、最後は鉄輪バス停から亀の井バス26番に乗って別府駅へ戻ります。
- 別府駅東口(手湯や油屋熊八像がある入口)から亀の井バス26番に乗車。
- 約30分で「血の池地獄前」バス停に到着。
- 血の池地獄と龍巻地獄を巡ったら、海地獄エリアへ向かいます。
- 血の池地獄前バス停(龍巻地獄がある側)から亀の井バス26番に乗車。
- 約7分で「海地獄前」バス停に到着。
龍巻地獄は先に観るべき?がんちゃん流、地獄めぐりの回り方
血の池地獄と龍巻地獄は、どちらもバス停から徒歩1分ほどの距離にあります。龍巻地獄は、約30分間隔で噴出する間欠泉なので、「先に時間をチェックして、それに合わせて行動しましょう」とよく言われます。
でも、私はそうは思いません!
龍巻地獄の時間を気にしすぎると、せっかくの血の池地獄をゆっくり見られなくなってしまいます。せっかく来たのだから、自分のペースで楽しむのが一番!時間に追われて急いで回るのはもったいないですよ。
私のおすすめは、血の池地獄をじっくり楽しんでから、龍巻地獄へ行くという方法です。たとえ少し待つことになっても、その時間を龍巻地獄でしか飲めないジュースを飲んだり、周辺の植物鑑賞に充てれば、より充実した旅になります。何よりも、空いている間に自分のお気に入りの撮影スポットを確保することもできますよ。
帰りのバス停はココ!鉄輪バス停から別府駅へ
地獄めぐりのゴール地点となるのは、多くの場合、海地獄エリアの「鉄輪(かんなわ)」周辺です。すべての地獄を巡り終えたら、まずは「鉄輪(かんなわ)バス停」を目指しましょう。
- 最終出発地: 鉄輪(かんなわ)バス停
- 海地獄エリアの白池地獄から徒歩約2分と近いです。
- 乗車バス: 亀の井バス 1番、2番、5番、7番、26番、41番(別府駅方面行き)
- これらのバスはすべて別府駅へ向かいますので、どの番号でも安心です。特に26番は「血の池地獄エリア」への往復でも使うため、覚えておくと便利です。
- 所要時間: 約25分
- 到着場所: 別府駅東口 or 別府駅西口
【がんちゃん流ワンポイント!】 「鉄輪バス停」は、バスの本数も多く、バスの待ち時間にお土産屋さんや足湯を楽しめるため、最後までゆったり過ごせますよ。バス停近くにある「むし湯」で旅の疲れを癒すのもおすすめです!
路線バスのメリット・デメリットを徹底解説

路線バスでの地獄めぐりは、気軽に楽しめますが、知っておくべきポイントがいくつかあります。特に「バスは不安…」という方は、デメリット対策を読んでみてください。
| メリット(路線バスの魅力!) | デメリット(対策すればOK!) |
| 運賃が断然安い! 定期観光バスより約1,000円以上お得。 | バスの本数が少ない:時間帯によっては約30分に1本。 |
| 運転しなくていい! 運転の疲れがなく、バスの中でゆっくり休める。 | 時間の制約:バスの時間が気になり、ゆっくり観光できない可能性。 |
| 自由度が高い! バスの時間を把握すれば、自分のペースで自由に巡れる。 | 乗り間違いのリスク:路線やバス停を間違えると、余計な運賃や時間のロスにつながる。 |
| 別府の町並みを楽しめる! 車窓から眺める景色も旅の醍醐味。 | 待ち時間:夏や冬は、バス停で待つのがつらいことも。 |
【重要】デメリットは「Myべっぷフリー乗車券」でほぼ解決します! この最強チケットの詳細は次に解説します。
断然お得!「Myべっぷフリー乗車券」を賢く使おう
普通の路線バスを利用した場合、地獄めぐりだけの運賃はトータルで片道運賃の合算で約1,000円ほどかかります。しかし、バスを乗り間違えるリスクなどを考えると、最初からMyべっぷフリー乗車券を利用するのが圧倒的におすすめです!
「Myべっぷフリー乗車券」は、亀の井バスが発行しているお得な乗り放題チケットです。エリアによって「ミニ」と「ワイド」があり、さらに1日券と2日券が選べます。
| 券種 | 利用可能エリア | 1日券(大人) | 2日券(大人) |
| ミニフリー乗車券 | 別府市内と城島高原 | 1,100円 | 1,700円 |
| ワイドフリー乗車券 | 別府市内、城島高原、湯布院、アフリカンサファリ | 1,800円 | 2,800円 |
地獄めぐりだけを楽しむなら、別府市内全域をカバーするミニフリー乗車券(1日1,100円)で十分です!
フリー乗車券が「バス旅の不安」を解消する3つの理由
- 乗り間違いも安心!:路線やバス停を間違えても、追加の運賃はかかりません。料金を気にせず「来たバスに乗る」という気持ちでOK!
- 行動範囲が広がる:地獄めぐりの途中で、香りの博物館や岡本屋のプリンなど、行きたい場所に気軽に立ち寄ることができます。香りの博物館についてはこちらの記事を参照されてください。→「【60代男性が体験】大分香りの博物館でアロマと香水作り!正直レビューとお土産紹介」
- とにかくお得!:運賃が1,100円を超えたら元が取れます。地獄めぐりの往復だけでもほぼ元が取れる計算です。
購入場所:別府駅近くの亀の井バス北浜バスセンターなどで購入できます。
*料金は2024年10月現在のものです。最新の情報は「亀の井バスの公式サイト」で必ずご確認ください。
まとめ:路線バスで「Myべっぷ」な旅を楽しもう!
運転免許を持っていない方や、できるだけ安く旅をしたい方にとって、路線バスとMyべっぷフリー乗車券は地獄めぐりの最強の組み合わせです。
たしかにバスの待ち時間や効率の悪さといったデメリットもありますが、フリー乗車券を上手に使えば、運賃の不安や乗り間違いのリスクは一気に解消できます。
運賃を気にせず、地元民のように自分のペースで別府の街を散策すれば、地獄めぐりだけでなく、車窓からの景色やふと立ち寄った場所で新たな魅力に出会えるかもしれません。
さあ、あなただけの「Myべっぷ」な路線バス旅を楽しんでくださいね!
