別府の温泉と聞いて、何を想像しますか?湯けむり立ち上る街並み、地獄めぐり、それとも個性豊かな共同浴場?実は、別府には大自然の中で滝を眺めながら入れるという、秘境感あふれる特別な露天風呂が存在するんです。
その名も**「夢幻の里 春夏秋冬(むげんのさと しゅんかしゅうとう)」**。別府では数少ない、まさに大自然に抱かれたロケーションで、ひそかに人気を集めています。
「よし、今回はあそこで最高の滝見露天を体験するぞ!」
そう意気込んで友人のO君と向かった私たち。しかし、いざ入浴してみると、私たちの目に飛び込んできたのは…まさかの景色でした。
憧れの「滝見露天」はどこへ?おバカな2人の珍道中、スタート!

今回の旅のきっかけは、景色の良い場所に行きたいというO君のリクエストでした。
ガンちゃん「O君、どこか行きたいところある?」
O君「う~ん、景色のいい所に行きた~い!たとえば、滝とかが見たいなぁ!」
ガンちゃん「おぉ~、それなら滝を観ながら露天風呂に入れる所があるよ!」
O君「えっ!それがいい!そこに行きましょう!」
…と、こんな会話を繰り広げたおバカな2人が向かった先こそが、この「夢幻の里 春夏秋冬」だったのです。
「700円は高っ!」吊り橋を渡って露天風呂へ、期待は高まるばかり…

到着してまず目に入ったのは、入浴料700円という表示。
ガンちゃん「えっ!700円もする!高っ!O君!1人700円もするけどどうする?」
O君「せっかくだから入りましょう!」
O君の一声で、迷わず受付へ。料金を支払い、いざ露天風呂へ向かいます。そこには趣のある吊り橋が。吊り橋からは美しい小川を眺めることができ、期待は膨らむばかりです。
ちなみに、吊り橋に行くまでには5段ほどの階段があります。足の不自由な方は少し注意が必要かもしれませんね。
が~~~ん!滝がない!?まさかの事態に唖然…
期待を胸に、露天風呂までの道を歩くこと数分。到着して、入口の扉を開けると…
が~~~ん!
「滝はどこ?滝がない!」
そう、私たちが足を踏み入れたのは、一般の大浴場(露天風呂)だったのです。そこには、残念ながら滝の姿はありませんでした。(笑)
入浴後、受付のスタッフさんに話を聞いてみると、滝を観ながら入れるのは**「滝の湯」という貸切風呂だけ**とのこと…。
あちゃ~!またもや痛恨のミス!!
恐る恐るO君の顔色をうかがうと・・・・

滝が観れなくてもいい!森の中の露天風呂なんて初めてなんで物凄くいいです!
何という心優しいO君なんでしょう!彼の言葉に救われました。
滝がなくても最高!大自然に溶け込む極上露天風呂「虹の湯(男湯)」の魅力

滝を観ながら露天風呂には入れなくても、私たちが入った大浴場の露天風呂も実に素晴らしいものでした。
硫黄の匂いが心地よい白濁したお湯。深い森の中に溶け込んだようなロケーションで、都会の喧騒を忘れさせてくれるような癒しの空間です。何でも、日によってお湯の色が変化するそうですよ。
たくさんの温泉がある中で、こんなに心安らぐ露天風呂は他にないかもしれません。ちなみに、私たちが利用した男湯「虹の湯」は、脱衣場と湯船が分かれていない合体型です。これがまた、秘湯感を一層高めてくれます。
「夢幻の里 春夏秋冬」利用案内:料金・アクセス・知っておきたい貸切風呂情報
私たちが経験したような「うっかり」がないよう、改めて「夢幻の里 春夏秋冬」の利用情報をまとめてご紹介します。
露天風呂(大浴場)の入浴料金と詳細
入浴料金
- 男湯: 虹の湯
- 女湯: 夢幻の湯
- 入浴料:
- 大人:700円
- 小学生:300円
- 入浴時間の制限: なし
温泉の詳細
- 源泉温度: 64.8℃
- 加水: なし
- 加温: なし
- 源泉かけ流し: 本物の温泉を堪能できます。
- お湯の色: 日によって変化します。
- シャンプー・リンス: あり(備え付け)
- シャワー: なし
貸切露天風呂の入浴料金と時間
「滝を観ながら入りたい!」という方は、貸切風呂を選びましょう。特に**「滝の湯」**は一番人気です!
各湯の詳細
- 定員: 4名まで
- 「滝の湯」の注意点: 一番人気ですが、最も狭い造りになっています。ゆっくりと楽しむなら2名での利用がおすすめです。
- 入浴時間:
- 平日:60分
- 土日祝日:50分
- 備え付け: ボディソープとシャンプーのみ使用可能。持ち込みは不可。
営業時間と定休日
- 営業時間: 10時から17時まで(最終受付は16時)
- 定休日: 不定休(悪天候やメンテナンスで臨時休業することがあります)
- 訪問前には必ず電話確認を! (TEL:0977-25-1126)
- 予約: 不可
さらに詳しい情報は・・・夢幻の里・春夏秋冬の公式サイトへ
アクセス
【夢幻の里・春夏秋冬 Googleマップ地図】
道が狭く、山の中へ入っていく形になりますので、運転には十分注意が必要です。所々に看板も出ているため、道に迷う心配は少ないでしょう。
まとめ:夢幻の里 春夏秋冬は「勘違い」も楽しめる秘境の湯だった!
大自然に囲まれた「夢幻の里 春夏秋冬」は、硫黄の匂いが心地よく、心から癒される日帰り温泉施設です。
私たちのように「滝見露天」を求めて行ったにも関わらず、まさかの「大浴場」というオチもありましたが、結果的に森の中の素晴らしい露天風呂を体験することができました。これもまた旅の醍醐味、というものでしょうか。
名前の通り、季節ごとに異なる表情を見せる「夢幻の里 春夏秋冬」。新緑の季節、紅葉の季節、雪が降る冬…それぞれの季節に訪れてみるのも良いかもしれませんね。
そして最後に、私たちのように間違えないでくださいね。滝を観ながら露天風呂に入れるのは「滝の湯」という貸切風呂だけですよ!
【あわせて読みたい】 大自然の中で入浴できる温泉は他にもありますよ。 https://gantyan.com/yuyama-no-sato-onsen/
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