「おんせん県おおいた」と聞くと、誰もが別府や湯布院の温泉を思い浮かべますよね。もちろん最高ですが、温泉だけじゃ物足りない方にとって、それだけで大分観光を終えるのは本当にもったいない!
飛行機の待ち時間や、ちょっとしたスキマ時間を活用して、日本一美しいとも言われる杵築(きつき)市の城下町をサクッと散策してみませんか?大分空港などへの移動前後のわずかな時間で、城下町の雰囲気をギュッと凝縮して味わえる、効率重視の1時間モデルコースをご紹介します。
効率よく回るためのチケット&マップをゲット!
まずは観光の司令塔となる「杵築ふるさと産業館」の中にある杵築市観光案内所へ直行しましょう。ここで、各施設の観覧券と散策マップを手に入れます。
【要チェック】お得な観覧券情報(2025年最新)
時間の制約があるからこそ、効率的なチケット選びが重要です!
券種 | 内容 | 料金(個人) | 1時間コースにおすすめ? |
単券 | 行きたい施設を個別に購入 | 杵築城:400円など | 短時間で1施設だけならOK |
共通券 | 主要7施設すべてに入場可能 | 1,200円 | 1時間では巡りきれないので非推奨 |
杵築まち歩きプラン | 文化施設3ヵ所の観覧券 + 500円分のクーポン付き | 1,000円 | 迷ったらコレ! クーポンでお土産や飲食もお得に。 |
結論:1時間散策なら「杵築まち歩きプラン」か「単券」がおすすめ!
効率よく回るにはマップは必須です。観光案内所で無料マップをもらうか、事前に杵築市観光協会HPからダウンロードしておきましょう。
【杵築城と城下町の基本営業時間】
施設名 | 営業時間 | 入場料(単券) |
杵築城 | 10:00~17:00(最終入場16:30) | 一般 400円 |
※施設により定休日(水曜日など)や営業時間が異なる場合があります。
杵築市のシンボル!「日本一小さい」といわれる杵築城へ

最初に目指すのは、海抜27.3mの高台に建つ杵築城です。その三層の模擬天守閣は、「日本一小さいお城」とも言われています。
小さいからこそ、サクッと登頂できるのが嬉しいポイント!
天守閣の内部は資料館になっていますが、歴史に興味がない方も最上階の展望デッキは絶対に訪れるべきです。ここからは、守江湾とこれから散策する城下町を一望できる絶景スポットになっています。
- 滞在時間の目安: 20〜30分(往復移動含む)
【豆知識】 大分県内で天守閣を観覧できるお城は、今回ご紹介する杵築城と、黒田官兵衛ゆかりの中津城の2つだけです。 (中津城についても知りたい方は、「黒田官兵衛と福沢諭吉ゆかりの中津城の記事」をご覧ください。
差別化ポイント!日本一美しい「サンドイッチ型」城下町を体感

杵築が「日本一美しい」と称される最大の理由は、そのユニークな地形にあります。
この城下町は、南北の高台に武家屋敷、その間の谷筋に商家が並ぶ、まるでサンドイッチのような構造をしているんです!この地形が、どの角度から見ても絵になる、立体的な景観を作り出しています。
1時間時短ルートは「酢屋の坂」と「塩屋の坂」のハイブリッド!
限られた時間でこの美しさを満喫するには、「坂」のルート選択がカギになります。
個人的には、「酢屋の坂」から武家屋敷エリアを巡り、「塩屋の坂」を下りるルート(逆でもOK)が、最も効率よく両方の高台と谷筋の雰囲気を体感できておすすめです。
他にも「番所の坂」「勘定場の坂」「飴屋の坂」など、風情ある通りが点在しています。
時間に余裕があれば、大原邸・一松邸・磯矢邸などの屋敷巡りもおすすめです。ボランティアガイド(1時間1,000円)を頼めば、より深く楽しめますよ。
昔ながらの看板に注目してみては?

武家屋敷を歩いていると、古風な漢字で書かれた「かわや(トイレ)」の看板に遭遇します。「へぇ、こんな漢字なんだ!」と、思わず立ち止まってしまうこと間違いなし。
よく見ると小さく “Restrooms” の表記もあり、観光客への配慮を感じられます。土の中に電線が埋め込まれているよう、景観を守る工夫も随所に見られますね。
アクセスと駐車場事情:車利用が圧倒的に便利!
圧倒的に「車移動」がおすすめ
正直にお話しすると、杵築観光は車があると断然便利です!
JR杵築駅から城下町まではバス移動がやや不便なため、車移動がおすすめです。
駐車場は賢く使い分けを!
駐車場は杵築城の中腹と観光案内所前にあり、いずれも無料で利用できます。
- お城の観覧がメインなら → 杵築城の駐車場
- 城下町の散策がメインなら → 観光案内所前の駐車場
と使い分けるとスムーズです。
まとめ
「日本一小さいお城」と「日本一美しい城下町」を誇る杵築市。別府や湯布院とはまた違った歴史と風情が楽しめます。
マップ片手に、スキマ時間でも充実の散策をぜひ!
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