別府の温泉と言えば、共同湯や大衆浴場を思い浮かべる人が多いかもしれません。でも、今回はちょっと変わった、そして特別な温泉をご紹介します。
別府の住宅街のど真ん中に、なんと1,000円以内で入れる源泉かけ流しの貸切風呂があるんです。しかも加水も加温も一切なし、本物の温泉を独り占めできるという、まさに奇跡のような場所。それが「ゆめひのきの湯・大仏温泉」です。
「大仏温泉」というありがたい名前の由来は、昔この辺りに日本一大きな大仏様が鎮座していたからだそう。別府温泉の新たな魅力を発見できること間違いなしです。
湯雨檜(ゆめひのき)って何?源泉をそのまま楽しめる秘密

ゆめひのきの湯・大仏温泉の一番のこだわりは、約60度の熱い源泉を、加水せずに適温まで下げる独自の技術「湯雨檜(ゆめひのき)」にあります。檜の板に穴を開け、源泉を落下させながら温度を下げるという優れものです。これによって、お湯本来の成分を損なうことなく、最高の状態で温泉を楽しむことができるのです。
浴槽の蛇口をひねれば、自由に源泉を足すこともできますし、もちろん自分好みの温度に加水することも可能。こんなに自由度が高い貸切風呂はなかなかありません。
2つの異なる温泉「碧の湯」と「茜の湯」
ゆめひのきの湯・大仏温泉には、趣の異なる2つの貸切湯があります。
泉質は、お肌に優しい単純温泉(ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉)。無色透明・無臭で、どんな人でも入りやすいのが特徴です。
別府湾の青を映す「碧の湯」

まるで別府湾の海を閉じ込めたかのような、美しい青いタイルが印象的なのが「碧の湯」。中庭の景色を眺めながら、ゆったりと温泉に浸かることができます。
脱衣所は畳一畳ほどの広さで、店主さんが毎日天日干ししてくれる清潔なすのこが敷かれています。細やかな心遣いが嬉しいですね。
いざ浴槽へ入ると、そのお湯の柔らかさに驚きました!肌に吸い付くようなしっとり感があり、かすかに檜の香りもします。そして少し舐めてみると、ほんのりとした塩っぱさも感じました。
「碧の湯」のお湯は、堀田温泉などをブレンドしているとのこと。さらにメタケイ酸が150mgも含まれているため、湯上り後はまるで美容液を塗ったかのように、お肌がツルツル、すべすべになりました。ついつい長湯をしてしまうほど、心も体も癒されるお湯でした。
鶴見岳の夕日をイメージした「茜の湯」

「碧の湯」とほぼ同じ造りですが、中庭がなく、鶴見岳に沈む夕日をイメージした茜色のタイルが美しいのが「茜の湯」です。こちらも源泉かけ流しの贅沢な湯を心ゆくまで満喫できます。
予約が必須!料金と営業時間
ゆめひのきの湯・大仏温泉は完全予約制です。当日の電話予約も可能ですが、8組限定のため、事前にWebサイトからの予約をおすすめします。
→予約はこちらからどうぞ!「ゆめひのきの湯・大仏温泉」
当日予約の電話番号はこちら→TEL:070-1941-1126
碧の湯(坪庭付き) | 茜の湯 | |
入浴時間 | 45分間 | 45分間 |
大人 | 800円 | 600円 |
小人 | 400円 | 300円 |
未就学児 | 無料 | 無料 |
※大人料金は中学生以上、小人料金は小学生が対象です。
ゆめひのきの湯・大仏温泉の営業時間
毎日 11:30~17:30 ※最終入浴時間 16:30 ※不定休のため、予約サイトで営業日をご確認ください。
店主さんが毎回念入りにお風呂を掃除し、お湯を入れ替えているため、1日に受け入れる人数は限られています。だからこそ、いつでも気持ちの良い、くたびれていない新鮮な温泉に入れるんですね。
ゆめひのきの湯・大仏温泉へのアクセス
「ゆめひのきの湯・大仏温泉」は、別府の住宅街にひっそりと佇む隠れ家的な場所にあります。
- 住所: 大分県別府市天満町4-6
- 駐車場: 3台完備
お車でお越しの際は、富士見通り沿いの「別府市保健センター」と「安部第一医院」を目印にすると分かりやすいです。この辺りは一方通行が多いので、運転の際は注意してください。
公共交通機関をご利用の場合は、JR別府駅から徒歩10〜12分ほどです。アクセス
まとめ:別府で極上の貸切湯を独り占めするならここ!
「ゆめひのきの湯・大仏温泉」は、800円と600円という手頃な料金で、源泉かけ流しの極上温泉を独り占めできる、まさに別府の隠れ家的な温泉です。
掃除が行き届いた清潔な空間で、お肌ツルツルになる美肌の湯に浸かれば、日頃の疲れも吹き飛びます。
ゆっくりと贅沢な時間を過ごしたい方には、ぜひ一度訪れてみてほしい温泉です。
別府で他にも家族風呂や貸切温泉を探している方は、以下の記事も参考にしてみてください。
「http://別府の家族風呂なら「おかたの湯」・美肌効果と自然が調和した温泉」
コメント