以前、別府市が実施していた「鬼割プラン」を利用し、「かんなわ ゆの香」に宿泊しました。残念ながら同プランは現在終了していますが、この記事では当時の徹底した安全対策や、現在も変わらない旅館の魅力を徹底深掘りしてご紹介します。
猫好き・温泉好きで「かんなわ ゆの香」への宿泊を検討されている方の参考になれば嬉しいです！
地元メディアも注目！「かんなわ ゆの香」ってどんな旅館？
別府・鉄輪（かんなわ）温泉に佇む「かんなわ ゆの香」は、美肌効果が期待できる上質な温泉と、可愛すぎる看板猫たち、そしてきめ細やかなおもてなしが魅力の隠れた名宿です。
以前、「ゆずにゃんプリン」を購入した際に、その綺麗なフロントと女将さんの温かい対応に心を奪われ、「いつか泊まりたい」とずっと思っていた旅館でした。
「ゆずにゃんプリン」の記事はこちら→「（別府プリン食べ比べランキング10選）
＜旅館の推しポイント＞
- メタケイ酸豊富な「美肌の湯」:
地元テレビ局も取材に訪れるほどの人気を誇る、無色透明な弱酸性の温泉。天然保湿成分のメタケイ酸が豊富で「美人の湯」として知られています。 - 5匹の看板猫スタッフ:
当時私が会えたのは3匹でしたが、現在は「かぼす」「ゆず」「ざぼん」の他、「あまなつ」「はっさく」といった大分の柑橘にちなんだ名前の5匹の可愛い看板猫たちが、ゲストをおもてなししてくれます！（※猫スタッフの出勤時間は決まっています） - 好立地:
別府ICから車で約5分、地獄めぐりにも近い便利な立地です。
予約から始まる細やかなおもてなしとアクセス
予約時の電話対応は、ハキハキとした丁寧な説明でとても好印象でした。猫アレルギーの有無や、喫煙所が屋外になったことなども事前に説明してくださり、細やかな気配りを感じました。
アクセスと心温まる到着時のサービス
別府ICから車で約5分の好立地にある「かんなわ ゆの香」。
到着の目印は、亀の井バス鉄輪2番乗り場の手前を左折すると見えてくる可愛い自動販売機です。駐車場も玄関前に約10台分あり、車でのアクセスも安心でした。
そして、この自動販売機の横には、誰でも自由に利用できる無料の足湯が完備されています。無料でありながら、スタッフの方がこまめに温度チェックをされており、その心配りに感銘を受けました。旅の疲れをすぐに癒せるのは嬉しいサービスですね！
女性に嬉しいサービス満載のチェックイン
チェックインは15時から、チェックアウトは10時です。
15時過ぎに到着すると、先客対応中で少し待ちましたが、フロント前で待機している間もワクワク感でいっぱい！
チェックインでは、宿泊者名簿の記入や、館内の説明、そして当時の感染対策についてもしっかりと説明を受け、完璧な案内でした。 写真映えも◎ 選べる湯かごと浴衣
チェックイン時の嬉しいサービスは以下の2点！
- 温泉へ行くための湯かご選び
- 女性限定！選べる浴衣のサービス
豊富な色柄の中から自分好みの浴衣を選べるのは、女性にとって本当に嬉しいポイントですよね。
館内探検！猫と本と地獄蒸し
待ち時間を利用して、館内を散策してみました。
徹底された感染対策とフロントの様子
フロントは透明のビニールカーテンで仕切られ、アルコール消毒液も至る所に設置されており、当時の感染対策が隅々まで徹底されていることが見て取れました。
読書好きにはたまらない「ゆの香文庫」
玄関を入って右手にはロビーがあり、そこには漫画本がずらりと並んだ「ゆの香文庫」がありました。観光施設の割引券なども置いてあり、滞在をより楽しむための情報収集もできます。温泉に入った後、ここでゆっくり漫画を読むのも至福の時間ですね。
猫好き悶絶のお土産コーナー
フロント前のお土産コーナーには、数々の猫グッズやお土産物が所狭しと並べられていました。見ているだけでも楽しく、時間を忘れてしまうほどでした。
宿泊者限定！無料の地獄蒸し体験
「ゆの香」には地獄蒸し窯があり、宿泊客はなんと無料で地獄蒸しを楽しむことができます！ 蒸しパンなども作れるようですが、今回は残念ながら利用しませんでした。
（ちなみに、別府で地獄蒸し体験ができるその他の宿はこちらで紹介しています。→「別府鉄輪温泉 地獄蒸しが体験できる宿15選！」）
可愛すぎる！猫番頭「ざぼにゃん」のお出迎え
時間帯によっては、5匹の可愛い猫ちゃんたちが交代でフロントに出勤してきます。どの子も人懐っこくてとても可愛らしく、滞在をより一層楽しいものにしてくれます。
私たちが滞在中に会えたのは、当時猫番頭だった「ざぼにゃん」でした！静かでおっとりした性格で、優しく撫でさせてくれて本当に可愛かったです。まさに旅の疲れを吹き飛ばしてくれる「癒やし担当」ですね！
期待の新館客室！癒しの空間でリラックス
旅の疲れを癒す客室は、旅館の滞在を左右する重要な要素です。「かんなわ ゆの香」の新館客室は、和の趣と清潔感が心地よい空間でした。
畳の香りに癒される二間続きの和室
今回予約したお部屋は、新館の二間続きの和室でした。部屋に入ると、清々しい畳の香りが漂い、それだけで心が癒されました。
広々とした空間でゆったりと過ごすことができ、友人との滞在も快適でした。（ちなみに、写真に写っているのは私ではなく、友人です（笑）。）
清潔感あふれる水回り
洗面化粧台も綺麗に整えられており、トイレも清潔で文句なしでした。旅先で水回りが綺麗だと、それだけで安心感が格段に増しますね。
自慢の温泉を徹底レポート！大浴場と貸切風呂を満喫
「ゆの香」の最大の魅力の一つは、やはり豊富な温泉施設。趣の異なる大浴場と、プライベート感満載の貸切風呂で、心ゆくまで温泉を満喫しました。
多彩な浴槽が魅力！「ゆの香」の温泉
お風呂は、大浴場が2つ（うち1つには露天風呂が2つと打たせ湯）、そして貸切風呂が2つあります。
大浴場は朝5時から深夜1時まで利用でき、22時には男女入れ替え制となります。貸切風呂は1時間の予約制で、宿泊者は無料で利用可能です！
徹底されたお風呂での感染対策
脱衣所には、3密を避けるために一度に入浴できる人数を4人までとする注意書きがありました。脱衣かごも4つしかなく、全て使用されている場合は入浴を待つという徹底ぶり。当時としては非常に安心できる対策でした。
貸切状態の大浴場と露天風呂を満喫！
私たちが利用した際は、運良く貸切状態で大浴場を利用することができました！やはり平日の宿泊は狙い目ですね。内風呂は広々としており、ゆったりと温泉を堪能できました。
手前の露天風呂は少し温度が低く、長湯はできませんでしたが、もう少し適温だと嬉しいですね。
打たせ湯はさらに温度が低かったのですが、友人はちょうど良いと言っていました。感覚が麻痺しているのか、はたまた好みの問題か…？（笑）。残念ながら、お湯が落ちていなかったため自分で開栓する必要があったのか、故障だったのかは不明のままでした。
檜の香りに包まれる貸切の五右衛門風呂
貸切風呂は、壁が檜なのかとても良い香りがしました。こじんまりとした内湯で、お湯の温度もちょうど良かったです。
宿の説明では「露天風呂あり」と記載されていましたが、五右衛門風呂には屋根があり、厳密には露天風呂ではありませんでした。屋根がなくて空が見えれば完璧だったのですが、そこは少し残念でしたね。
湯上がり専用飲料の正直レビュー
貸切風呂に貼られていた湯上がり専用飲料のポスターが気になり、湯上がりに早速飲んでみました。パッケージの「日本一のおんせん県」というインパクトは絶大でしたが、正直なところ甘すぎて私には合いませんでした。もう1種類の方を選べばよかったと後悔しました…！（個人の感想です！）
予期せぬハプニング？心霊写真疑惑の真相
内湯のみの大浴場の扉のガラス越しに、不気味な光が写り込んでいる写真がありました。これは心霊現象？それともUFOか！？
何のことはなく、中の電灯の光がガラス越しに写っていただけでした（笑）。一瞬ヒヤッとしましたが、思わず笑ってしまいました。
朝風呂で極楽体験！
翌朝は、内湯のみの大浴場で朝風呂を満喫しました。ちょうど良い湯加減で、朝からついつい長湯をしてしまいました。まさに極楽！極楽！！
鬼割プラン限定朝食を実食！絶品「お味噌の佃煮」の秘密
旅の楽しみの一つ、朝食です。今回は鬼割プラン専用の朝食でしたが、普段とは一味違う内容に驚きと発見がありました。
豪華さより「おふくろの味」が光る朝食
「ゆの香」の朝食は、普段の朝食とは異なり、鬼割プラン専用の朝食でした。大分の名産品は少なく、正直なところ少し寂しい内容でした。
しかし！鮭の右隣にあったお味噌の佃煮（？）が絶品でした！料理長特製だそうで、ご飯に合いすぎて、友人と二人でおひつを2回もお代わりしてしまいました。そのおかげで、超満腹になり動けないほどでした（笑）。
残念だったのは、無料のコーヒーサーバーのコーヒーがぬるく、香りもほとんどなかったことです。これはぜひ改善していただきたい点ですね。
広々とした会場で安心の朝食タイム
朝食会場での感染対策も徹底されており、食事処とラウンジを使用して「密」にならないように配慮されていました。ラウンジでは、他のお客さんとの距離も十分に保たれており、快適に食事を楽しむことができました。
満足度の高いチェックアウトと旅の総括
あっという間の滞在でしたが、チェックアウト時の温かい見送りは旅の良い締めくくりとなりました。
温かい見送りで旅の締めくくり
宿泊代の支払い後、ご主人と女将さんがわざわざ外まで出てきてくださり、私たちの姿が見えなくなるまで手を振って見送ってくださいました。その温かいおもてなしに、こちらが恐縮してしまうほどでした。この心温まるホスピタリティこそが、「ゆの香」最大の魅力だと感じました。
平日宿泊の特権！ガラガラの観光地（当時の状況）
私たちが宿泊したのは平日の金曜日だったため、宿自体も宿泊客は少なかったようです。
また、地獄めぐりなどの観光地もガラガラで、普段の賑わいはありませんでした。湯布院の湯の坪街道も閑散としており、コロナ禍の影響を強く感じました。当時は「やはり旅行は平日に限る」と感じましたが、現在では地獄めぐりや湯の坪街道も普段の賑わいを取り戻しているようです。
まとめ｜「かんなわ ゆの香」で心温まるおもてなしを体験
以前実施されていた「鬼割プラン」を利用して、「かんなわ ゆの香」に宿泊した際のクチコミ感想をお伝えしました。
女将さんをはじめ、スタッフさんの安全対策への努力が随所に見られ、安心して滞在することができました。宿自体も綺麗で、スタッフさんの接客態度も素晴らしく、非常に快適な時間を過ごすことができました。
美肌の湯を求める方、そして可愛い看板猫たちに癒されたい猫好きの方には特におすすめしたい旅館です。
「かんなわ ゆの香」で、心温まるおもてなしと、忘れられない思い出を作ってみてはいかがでしょうか？
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